2013年
6月
23日
日
まご関事務所開所一周年!
まごころネットの関西同窓会が発足したのが2011年夏。
そして、1年後2012年6月、元気な大阪の拠点にと開所したのがまごころネット関西事務所だ。
その関西事務所。先日、晴れて開所1周年を迎えた。
6月2日日曜日。
この日、去年と同じく、事務所ちかくの淀川河川公園で大バーべキューパーティーを開催。
30名以上の同窓会メンバーが集結し
遠野から駆けつけた多田理事の発声による乾杯で賑やかにスタートした。
このバーベキューの目玉は、なんといっても釜石の泳ぐホタテである。
先日の3.11震災応援イベントでお世話になり、厚かましくも
この高級ホタテをまごころネットの為に格安で送ってくださったのだ。
泳ぐホタテ・・・いったいどんな感じなのだろう??
と思ったら、本当に泳いでいた!
保冷箱の中に水が張られ、そこで大きな帆立がピチャピチャ潮を吹いている。
この生きたホタテを炭火でささっと焼いて・・・同じく釜石のお醤油で作った割り下をたらりと垂らして・・・
釜石の絶品「ホタテの浜焼き」が完成!
見よ!この大きさ!
さすがヤマキイチ商店の泳ぐホタテ。築地一高いのも頷ける。
さて、そのほかに、まごころネットの本拠地、遠野名物ジンギスカンや
上長部で去年収穫した小麦を使ってのチヂミなど、
盛りだくさんのメニューで、メンバー一同大満足。
初めて参加してくれた人、同窓会発足当初から参加してくれている人
みんな入り混じって、被災地のこと、全然関係ないこと、多いに会話も弾む。
あっという間の4時間だった。
もちろん、2次会もあったけど、
そのあたりはもう大人たちの濃い酒の席。
まご関の仲間たちは連携プレーも見事で、準備も片付けも素晴らしかった。
これが同窓会発足から2年のチームワークでしょう!
支援活動ばかりでなく、色んな業種の色んな年齢層の交流が、日々のストレスを解消する助けになることもある。
大阪から何ができるかわからないけれど、気軽に集まれる、それでいて元気な拠点として、まご関事務所2年目も皆で頑張ります!
(とよばあ)
2013年
6月
16日
日
GW遠野四方山話
6月9日、午後。
四日市市文化会館で「「東北の次世代を支援する会 第1回コンサート」が開かれました。
市内の小児科の先生や、子育て支援のNPOさん主催の「弦楽四重奏」のコンサートに、遠野まごころネットから、木寅さんがいらしてくれました。(チェロ奏者がまごころで活動されていたそうです)
今の三陸の現状についてのお話し。生業の創出のお話。
そして、子供たちの進学を支援するための「まごころサンタ基金」のお話。
何度か足を運んだ者にとっては光景が見えてきますが、四日市あたりでは、入ってくる情報も断片的で、至って呑気ですから、大変感謝しています。
生業の創出は、生きがいの創出でもある。
今のまごころは、そういった活動にどんどん移行していることを、この間のGWに行ったときに感じました。
ボランティア=ガレキというイメージが根強くある。
しかし、被災地にいつまでもガレキがあってはいけない。
困った人が居るからボランティアが要るわけで、ボランティアが要らない日があっても大いにOK。
地域を元気付けること、それは、普段の生活を取り戻し、生業を活気付かせること。
だから、人が集まり語らう場所を創り出す。
地域に密着した新しい生業の場を創り出す。
人の心に弾みをつけるお祭りを一層盛り上げるために協力する。
そして、定休日を利用して、はるばるやってきたボランティアを対象に地域を知って好きになれたらいいな~、と、ちょっとしたツアーなどもやる。
復旧(ガレキ)のステージから、創造(地元のお手伝い)のステージに移行したからこそ、人の手が必要なこともますます多様になるんでしょうね。
ソフトばかりではなく、ハード面でも。
まごころの郷でのウッドデッキの屋根を作る大工仕事。
ふれあい工房の用地の整備(ビニールハウスの撤去作業)。
いいたて雪っ娘や、安渡復興米の作付けなどの農作業。
畑や花壇などの草取り。など・・・。
文字通り汗を流す人の手が必要とされていて、人との付き合いが下手な私でも、行けばなにかしら仕事があります。
とは言え、未だに側溝の泥出しでは、2年前そのままのガレキが出てくる。
細部にはまだまだ手つかずの部分が身近に存在する…。
そんな現実もあります。
さて、冬の間は人が少なかったこともあってか、今年に入って夕方のミーティングが中止された時期があったと聞きました。
現地であった出来事、注意事項、非常に重要な報告や指示、そして有意義な情報が提供され、共有が図られたり、時には弱音を吐いたりもする、まごころのミーティング。参加者が生の声をぶつけることができる。
こんなに自由なミーティングもなかなかないでしょう。
2 年前、600人以上も集まった人間を、いかにスムーズに動かすか、何に配慮すべきか、何が問題なのか。ミーティングで毎晩活発に意見を交わして積み上げ ていった、その現場に居合わせた者としては、遠野まごころネットは、ミーティングで基礎が形作られたと言っても過言ではないと感じています。
だから、参加したボランティアの要望で復活したことは喜ばしいことであり、当然出るべくして出て来た要望だと思います。
多田代表が日頃言っている「遠野まごころネットを解散することが目標です」という言葉。
東北から、ボランティアが必要とされない日が来たら、その時はノンビリと、早池峰のてっぺんでヒルネでも楽しみましょうか。
(富さん)
2013年
6月
12日
水
被災犬シェルターのボランティア
GWに仙台の被災犬シェルターのボランティアに行ってきました。
ボランティアといってもなんのことはありません。
ごはんをやったり、主に散歩がメインのゆる~いもんです。
そこは宿泊もできるので、5日間お世話になりました。
GW中だったので、比較的ボランティアの数は多くて、犬が全部で30頭くらいいるんですが、 朝、昼、晩と一匹30分くらいづつ犬たちを外に出せました。
彼等は主に福島県で飼われていた子達で、被災して飼い主に捨てられた、というわけではなく、単純に移住先で犬が飼えないといった状況の子がほとんどのようでした。
なので、性格が擦れてるとか、人を信用してないってことはほとんどなくて、個性はあるものの、扱いにくいということはありませんでした。
残念ながらスタッフの一部が、我々のようなテンポラリーのボランティアに対して信用度が低く、 余計なことは一切して欲しくはないんだろうなという印象をうけました。
基本的に飼い主のいる、預かっている犬たちなので、責任があるのは分かりますが…
ボランティアとか、利害関係がない組織の運営って難しいんだなと改めて感じました。
その後、HP観てると、犬たちがパタパタッと2匹死んじゃったみたいです。
かたや一番気が合いそうだった子は近所のお宅に引き取られたり。
死に顔とか見ると胸がシーンとします、向こうは覚えてすらないんだけど。
犬なんて吠えたり噛みついたりしても、本当にか弱い、はかない生き物なんですよね…。
お世話になった団体は仙台のDOGWOODという団体です。
被災犬はそこにいるわけだし、できることがあることは確かです!
(おかりん)
2013年
6月
08日
土
映画「ガレキとラジオ」を鑑賞してきました。
「だけど、明日はある。」
「また明日ね!」
という、「明日」が来なかった日を経験した人は、どのくらいいるでしょうか。
突然に、残酷なほど、そこにいる全ての人々の未来を奪っていった津波。
生かされた者、しかし自ら命を絶ってしまう者。
誰もが疑う事のなかった、いつも通りの「明日」は、そこにはなかった。
生かされた者は、何ができるのか…。